今回はWeb3.0時代の新しい通貨のあり方として注目されている暗号資産について説明するで。NFTの売買やBCG(ブロックチェーンゲーム)をやるなら、知っとかないといけない知識やからしっかり読んでな。おすすめの取引所も紹介するで!
- 暗号資産トレードに興味がある
- おすすめの取引所を教えて欲しい
- 暗号資産取引って?
NFTブームやBCGブームが起こったことで、多くの方が暗号資産トレードに興味を持たれていると思います。数百倍に値上がりしたNFT、稼げるゲームなど魅力的な話題が多い分野です。まずは、安心して暗号資産をトレードできる取引所を選びましょう。
当記事では、国内外の有力な暗号資産取引所を解説しています。中央型取引所と呼ばれる取引所の中でも、特にメジャーで実績のある取引所ばかりです。これから暗号資産トレードを始める方々に向けて、有益な情報となれば幸いです。
中央型取引所
暗号資産をトレードできる取引所には中央型と分散型があります。中央型取引所では、経営者/会社が取引やサービスをコントロールしています。分散型取引所においては、各ユーザーは自分のウォレットを接続して自動取引を行います。取引を管理する経営者/会社はいません。
中央型取引所はCEX(Centralized Exchange)と表記されることが多いです。一方、分散型取引所はDEX(Decentralized Exchanges)と表記されます。
トレード
取引所が提供するトレード方法は様々です。海外取引所ではレバレッジをかけたデリバティブ取引を用意しているところが多いです。独自の自動取引をできるところもあります。
中央型取引所で取引できるのは暗号資産です。暗号資産はFT(Fungible Token)とNFT(Non-Fungible Token)に大きく分類されます。
FTは通貨/決済機能を持った暗号資産です。有名なFTはビットコイン、イーサリアムなどです。NFTは画像や動画といったデジタルデータとリンクした暗号資産です。アバターやゲーム内アセットなどに使用されます。
金融サービス
取引所ではセービングや貸付、クラウドマイニングなど様々な金融サービスを提供しています。取引所を選択する際には、金融サービスを比較するのも大切です。
海外取引所では、ステーブルコインの高金利運用商品があります。ステーブルコインはドルなどの法定通貨とペッグ(連動)させた暗号資産です。市場価値変化の大きい暗号資産ですが、ステーブルコインにすることでリスクヘッジできます。さらに、安定したステーブルコインを高金利運用することで、より保守的に資産を運用できます。
リスク
国内において、暗号資産取引所は金融庁の監督下にあります。仮に取引所がつぶれても、コールドウォレットなどで分離保管された暗号資産が返ってくる可能性があります※。
一方、海外の取引所がつぶれてしまった際はどうなるかが明らかではありません。FTXを例に取ると、米国の破産法(チャプター11)によって一部返金が噂されていますが、まだ実施されていません。
さらに、先進国に拠点を持つ取引所だけではありません。法制度がよくわからない第三国に拠点がある取引所の場合、破産後のプロセスは不透明です。
特に海外取引所を使用する際は、破産リスクをしっかり認識しておきましょう。
国内外の取引所?
暗号資産トレードを始める際、なぜ国内外の取引所を検討する必要があるのでしょうか。大きな理由は「取扱い銘柄数」です。
国内取引所は金融庁のホワイトリストにピックアップされた銘柄しかトレードできません。2022年12月時点で31銘柄程度です。
一方、海外の取引所では千以上の銘柄を取引できるところもあります。多くの取引所で、数百以上の銘柄を常にトレードできます。
世界的なNFTプロジェクト、メタバースプロジェクトにエントリーする際は海外取引所を使わざるを得ないのです。
メリット/デメリット
メリット | デメリット | |
国内取引所 | 資産保全が明確日本語サポート国内企業/サービスと連携 | 取扱銘柄数が少ない各種手数料が高い |
海外取引所 | 取扱銘柄数が多い魅力的な資産運用方法奨励システムが多彩 | 資産保全が心配日本語サポートが乏しい |
国内取引所が海外取引所に劣るというわけではありません。国内取引所では様々な国内サービスと連携して独自のエコシステムを提供しています。bitFlyerなどでは家電量販店で暗号資産決済ができるサービスを提供しています。コインチェックでは、ガスや電気代の支払いでビットコインが貰えるサービスがあります。
海外取引所の最も大きなメリットは取扱銘柄数です。しかし、各取引所が用意している資産運用方法や奨励システムも魅力的です。特定の暗号資産を保有しているだけで報酬が発生するサービスもあります。
注意点
日本ではKYC(本人確認)は明確であり、国内在住の18歳以上成人でないと口座開設はできません※。まずは、ご自身が国内取引所を使用できる資格があるか確認して下さい。
海外取引所ではKYCを設定していない取引所もあります。しかし、KYCをしないとサービス制限などがかけられる場合があります。KYCは年齢や居住地確認があります。特定の国民にしか利用できない取引所もあるので、開設前に確認しましょう。
おすすめの中央型取引所10選
ここからは、おすすめの中央型取引所を解説していきます。
メジャーな取引所ばかりですので、聞いたこともあるかと思います。海外取引所のサイトは全て日本語表記に対応しています。
詳しく見ていきましょう。
国内取引所
まずは、国内のおすすめ取引所を解説します。取扱銘柄数、手数料ともに国内トップレベルの大手取引所となります。より多くの銘柄をカバーするために、いくつかの取引所を併用することも計画してみましょう。
GMOコイン
公式サイト | https://coin.z.com/jp/ |
取扱銘柄数 | 23銘柄 |
トレード方法 | 取引所取引、販売所取引、FX |
NFTマーケットプレイス | 実装なし |
取引手数料 | 無料~0.09% |
GMOコインの取扱銘柄数は国内最多クラスです。2022年10月に$SOL(ソラナ)の取扱を開始したことでも話題になりました。
暗号資産の送受信手数料も無料です。海外送金が多い方には、メリットが大きい取引所といえます。
DMMビットコイン
公式サイト | https://bitcoin.dmm.com/ |
取扱銘柄数 | 24銘柄 |
トレード方法 | 販売所取引、BitMatch注文、レバレッジ取引 |
NFTマーケットプレイス | 実装なし |
取引手数料 | 無料~ |
DMMビットコインも取引銘柄数のとても多い取引所です。取引所取引はありませんが、トレーダー同士をマッチングする注文方法「BitMatch注文」を使うことができます。BitMatch注文を用いれば、取引コストを低く抑えることができます。
Coincheck(コインチェック)
コインチェックは独自のNFTマーケットプレイスを実装する取引所です。BCG銘柄も取り扱っており、$ENGや$SANDもトレードすることができます。
ガスや電気代の支払にコインチェックを使用すると、ビットコインが入手できるユニークなサービスも提供しています。
bitFlyer(ビットフライヤー)
公式サイト | https://bitflyer.com/ja-jp/ |
取扱銘柄数 | 18銘柄 |
トレード方法 | 取引所取引、販売所取引、FX |
NFTマーケットプレイス | 実装なし |
取引手数料 | 無料~0.2% |
ビットフライヤーはトレード機能だけでなく、様々な金融機能やWeb3.0サービスを提供しています。特に、Web3.0時代のブラウザとして注目されているBraveを使っている方にとってはメリットの大きい取引所といえます。Braveでのブラウジング収入が自動でビットフライヤーに入金されます。
BITPOINT(ビットポイント)
公式サイト | https://www.bitpoint.co.jp/ |
取扱銘柄数 | 15銘柄 |
トレード方法 | 取引所取引 |
NFTマーケットプレイス | 実装なし |
取引手数料 | 無料 |
ビットポイントでは、イーロン・マスク氏にいじられたことで大注目されている$SHIB(柴犬コイン)やアジア系Web3.0プロジェクトで活用されている$KLAYがトレードできます。販売所取引はなく、トレードコストは無料に設定されているところも大きな魅力です。
海外取引所
ここからは海外取引所を解説していきます。海外取引所といってもサイトは日本語表示が選択でき、口座開設からトレードまでストレスなく進むことができます。
Bitget(ビットゲット)
公式サイト | https://www.bitget.com/ja/ |
取扱銘柄数 | 398銘柄 |
トレード方法 | 取引所取引(現物取引)、先物取引、自動(ボット)取引 |
NFTマーケットプレイス | 実装なし |
取引手数料 | ~0.06% |
ビットゲットは2018年にケイマン諸島で設立された中央型取引所です。公式アンバサダーにリオネル・メッシ氏を起用しています。
魅力的なステーブルコイン運用、ローンチパッドなども利用が可能です。プロモーションイベントも多く開催しているので、逐次チェックしていきましょう。
Bybit(バイビット)
公式サイト | https://www.bybit.com/ja-JP/ |
取扱銘柄数 | 338銘柄 |
トレード方法 | 取引所取引(現物取引)、デリバティブ取引、自動取引 |
NFTマーケットプレイス | 独自のNFTマーケットプレイス実装 |
取引手数料 | ~0.1% |
バイビットは海外のWeb3.0プロジェクトにエントリーする日本人が多く使用する取引所です。銘柄検索でBCG銘柄、メタバース関連銘柄などのフィルタリングを使用することができます。Web3.0プロジェクトが早期にリスティングを計画する取引所でもあります。
KuCoin(クーコイン)
公式サイト | https://www.kucoin.com/ja |
取扱銘柄数 | 777銘柄 |
トレード方法 | 取引所取引(現物取引)、デリバティブ取引、自動取引 |
NFTマーケットプレイス | マーケットプレイス、ローンチパッドともに実装済 |
取引手数料 | ~0.1% |
クーコインは2017年に香港で設立された取引所です。非常に多くの取扱銘柄数、魅力的なアーニングシステム(金融)などが注目されています。
プロモーションも兼ねた預入金利は100%以上のものもラインナップされています。新規口座作成者のみといった利用制限などがあるので、計画的に使用しましょう。
MEXC(エムイーエックスシー/メックスシー)
公式サイト | https://www.mexc.com/ja-JP |
取扱銘柄数 | 1,491銘柄 |
トレード方法 | 取引所取引(現物取引)、デリバティブ取引、自動取引、ETF取引 |
NFTマーケットプレイス | 実装なし |
取引手数料 | ~0.2% |
MEXCは2018年にシンガポールで設立された取引所です。常時1,000以上の銘柄をトレードできます。暗号資産ETFのトレードも可能です。レバレッジをつけて、運用もできます。
規模の小さいWeb3.0プロジェクトの銘柄でも、MEXCにリスティングされる可能性があります。機会損失を避けるために、アカウントは保有しておきましょう。
Gate.io(ゲートアイオー)
公式サイト | https://www.gate.io/ja |
取扱銘柄数 | 1,567銘柄 |
トレード方法 | 取引所取引(現物取引)、 |
NFTマーケットプレイス | 独自マーケットプレイス実装済 |
取引手数料 | ~0.2% |
Gate.ioは世界最多の取扱銘柄数を誇る取引所です。他で見つからなかった銘柄も、Gate.ioでなら見つかるかもしれません。
クラウドマイニングサービスも用意されています。エントリーの時期は限定的ですが、マイニングに興味がある方はチェックしておきましょう。
まとめ
取引所は1つのベストを探すのではなく、いくつかの併用をおすすめします。それぞれ取引所には長所があります。ご自身にとってベターな取引所をいくつか選択してみてはいかがでしょうか。
以上、おすすめの取引所について解説させて頂きました。これから暗号資産トレードを始める方々に向けて、有益な情報となれば幸いです。
暗号資産は「投資」の目的でやるよりは、それぞれの銘柄が生まれた背景を知ることで、その世界観が好きでそこの通貨を応援する意味で買う方がいいかもしれんな。いろいろ不安定に思われがちやけど、銘柄それぞれの世界観を知るとおもしろいし、自分の好きな世界で生きていく、みたいなことにつながるんちゃうかなーって思うな!ぜひ楽しんでやってみてや。